恋愛小説 ジンクス“7年目” 1

    恋愛小説  ジンクス“7年目” R 15  完結済み

         * あらすじ *

7年目のジンクスって、知ってる?
つき合って7年の熟年カップル。
相性、良さそうでしょ? でもね。8年目って無いんだよ。

アンジェラ事 高橋奈保子 27 歳。
彼女はそんな一人。
つき合い始めて7年目、しかも現在遠恋中。
彼からのプロポース、当然無し。
それどころか、最近忘れられてる?って始末。
心の片隅でちりちり蠢くその想い。
さぁこの恋、どうする?
引く? 押す? それとも・・・・。

もちろん、ハッピーエンド!
しかも今回年齢制限無し! の、予定。
あっ、いや、キスシーンでR12 かも・・・・.

9/14 訂正 R15 
だってえっちしてるって思わせるシーンがあるんだもん。
とりあえず、安全のため。


         *  目次  *         

第一話 キスマーク女     このページ下 スクロール

第二話 7年目のジンクス

第三話 ハッピーバースディ

第四話 セクハラ上司

第五話 軽はずみ

第六話 梅雨前線

第七話 電話でゴメン

第八話 サプライズ

第九話 冷たい空気

第十話 ランドリー

第十一話 最後のお願い

第十二話 エマージェンシー

最終話 アンサー   








第一話  キスマーク女  

 あ〜あ、何よそれ。良い歳してキスマークなんかつけちゃって。一瞬自分の目、疑ったわよ。その上堂々とつけてて隠そうともしてないから、打ち身?なんてね。騙されそうになったじゃない。でもさ、気になるのよ、それ。かといってマジで見つめる訳にもいかないじゃない。仕方ないから視線泳がして確認してるけど、やっぱキスマーク、だよね?ソレ。あんた、幾つ?まぁ私より若いとして、23か24ってとこ?それにしてもガキだねぇ、あんたも、その彼氏も。目立つんでしゅけどぉ〜、それ。左の首筋、顎の下から隠れないとこ。そう、そのキスマーク!なんて事を考えながら
「あっ、右かな?」
なんて答える私。
 今年の花粉症はひどくって。杉から始まってブタクサ全開。しかも目にばっかり来るもんだから、コンタクトしていて痒いのなんの。で、シーズン終わっても目の調子の悪い私だったから、眼鏡に変えちゃおうかって思って駅前の激安の眼鏡屋寄ったときの話しよ。 
 そこの技師さんがね、それだったの、キスマーク。これ見よがしにさ。でもさ、本当、恥ずかしくないのかなって。いっそ、あんたのソレで検眼しろって感じ。
『3日前・・・・ですか?』
『正解です。視力は1.0になりま〜す。』
なんてさ。
 昔からキスマークって有ったけど、ソレってガキっぽくない?20過ぎてソレつけてる女って、神経疑うよ。だってさ、
『私はえっちしてますぅ。らぶらぶです。彼に愛されてますっ。』
って、聞かれもしないのに言ってる感じ、しない?あ〜あ、だよ。誰もあんたの事気にしちゃいないよ。それとも何かい?あんまり自分に自信が無いからそれでもつけてもらって
『私、彼氏いますから。』
なんて?阿呆だね。
 第一男も男だよ。女が恥かくって事、分かんないのかなぁ?誰が見たって、こんなキスマーク。
『ヤッてます。』
って言ってる様なもんじゃない?えろ女?恥ずいよ、やっぱ。
 それにさ、まともな女が職場でキスマークなんかつけてたら、絶対周りから馬鹿にされるって。それ、分かんないんだよね、こういうカップルって。

 その時私の携帯が鳴った。メール。内容は、だいたい予想がつくけれど。
『ゴメン、今週も会えない。』
だって。ふぅ。もう、諦めたよ、佐々木君。待ち受け画面の彼のペットの亀ちゃんに少し乱暴なさよならを告げ、私は降り出しそうな夜空の下、濡れる前にと帰り道を急いだ。

 携帯だってさ、最初はあいつと同じ会社にしたんだよね。
『通話料無料になるよ。メールもタダだし。』
って。東京と福岡じゃ離れ過ぎてるから通話代金も馬鹿に出来ない。離ればなれになるって分かった時、お互いけじめをつけてどっちに転ぶか、なんて
『コレで気兼ねなく話せるね。』
って
それがさ、
『仕事の都合で。』
って勝手に替えられて、挙げ句に
『携帯同士の通話料金って高いよな。』
だって。今じゃフラッシュもデコも何にも無いメールがたまに届くだけ。ま、お互い歳だからこんなもんだろうけどさ。
 君は昔からしっかりしていたからね。それは堅実な人間だって考えた場合、とっても良い事なのだろうけれど。
 ゴメン、今の私には正直キツいよ、それ。


               つづく   小説インデックス    
             


小説ランキング     HON なび newvel

こちらのランキングに参加させて頂いております。
サイト企画者様、ありがとうです ♪


         にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

[PR]

by hirose_na | 2008-08-02 11:45 | 恋愛小説