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父性と母性

mimanaちゃんから頂いた拍手で思う事が有ったので書きますね。



私は母子家庭に育ったので、母親が父親代わりでした。
母が私に言ったのは
「男に頼らなくていい仕事につきなさい」
です。
女の子らしい事は全く言われませんでした。
ですから私は母に母性よりも父性を学んでいたのです。

そして旦那。
我が旦那もほぼ母子家庭(父親が家をでていた)で
父性の手本の無い家庭で育ちました。

私の場合、手本が同じ女だったので共感性は有るのです。
どうして苦労しているか、
父親のいない家庭が不条理に迫害される事を
一緒に怒ったり。

でも旦那の場合、やはり女性と男性、違いが有りますから
母を手本にしようとした場合、
共感できない部分が半分は有った様です。

そしてそのような環境で育ったため、
旦那は私と結婚し家庭を作ろうとした時に
「自分には手本になる父性が無かったから
 父親になるという事はどういう事か分からない。
 父親のいない家庭で育ったから
 父親が家庭でどういう働き・役割をするのか分からない」
と話してくれました。

私は昔から
「女らしくない」
と言われ続けていた事も有って
彼に教科書的な父性を求める気は無く
(仕事も持っていましたし)
お互い
『こうでなければいけない』
とは思い込まず、自分達らしくやっていければそれでいいんじゃない?
みたいな事を話し合った記憶が有ります。

そして一緒に暮らしてみて分かったのですが、
私より旦那の方が母性が強いのだ!

私は赤ちゃんと接した事がまるで無く、
自分の子供が初めてって感じで
赤ちゃんを可愛いとさえ最初の頃は思えませんでした。
未知の存在ですから。
一方旦那の方は
「可愛い♡」
を連呼して、写真を撮ったり、ビデオを撮ったり。
頬ずりもするし、おしめも替えるし、一緒にお風呂に入るし。
夜にあやしながら自分だけが寝ていたり。
(その時子供は大体泣いていたけどね)
出張に行けば
「子供の声が聴きたい。寂しい」
とか言って長距離電話かけるし。
子供が病気をしている時は、
何度も電話やメールで確認するし。

私はそう言うところ、いたってクールなもので
「そうか〜。母性ってこういう事なんだ」
と妙に頷いて、旦那から母性を学んでいる部分が有ったりします。

これってね、気がつかないうちに旦那が母親の影響を受けて
母性的な事を身に付けていた部分、有るんじゃないかなって思っているのです。

反対に私は父性的な部分を尊重して育てられ
対極と思われがちな母性をむしろ軽視していた、というか
自分から距離をおいてみていた気がするのです。

で、いま
“対極”
と書きましたが、
転職歴何回の旦那は、
「家族のために稼がないといけない」
とはっきりと口にします。

……。
そうです!
廣瀬家では主婦の私が役立たず♪
旦那が母性と父性の両方を担っているのでした。

廣瀬、良いとこまるで無し!

仕方が無いので、子供達には
「お前達、父ちゃんを見習え!」
と教えています。

不思議な一家です。

こう書くと以前書いたブログの内容と違うと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ま、うちの旦那は特殊な例だし、
私の様に母性の薄い女ってのも特殊な例で、
でもいない訳じゃないと思う、という事ですね。

それと、旦那は
『父性が分からない』
と言っている割には適応していて、その変化の一番の原因は
家族という環境に不安を持っていた旦那が
積極的に子供達と関わることで後天的に産まれたのではないかなって
そう感じています。

小難しい事を書いてしまいました。

何はともあれ、
他人が自分をどう評価するかとか、
母性・父性と言った枠組みや定義よりも、
自分を信じて、家族を大事にしていければなって、そう思います。

ちなみに

> 勝利の葛藤と嫉妬。素直になれないのは結局男のプライドのせいでしょうか?

についてですが、
過去の彼は正にそれです♪ でも今の彼は違っていて
彼女の事を愛し過ぎていて
“素直”というよりは、気を使い過ぎているって感じです。
男ってのも、難しいです♪

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by hirose_na | 2009-10-18 18:38 | H の独り言