阿修羅像

国立博物館   にて
国宝 阿修羅展  拝見してきました。



しかも子連れで!!

疲れたよ〜〜!!
面白かったけど。

もちろん最初は平日の混まない日に一人で行くつもりでした。
所がホームページ見ている所を息子に見つかってしまい、
連れて行くハメに……。

散々
『ブタ混むから止めようぜ〜。』
って説得したんだけど聞き入れてもらえず。
どうやらあのニョキニョキッとした腕にそそられたようで。
小学生の超聞き分けの無い子供を二人連れて行ってきましたとも!

でも思っていた程は混んではいなくって(でも混んでるけど)
朝開場の5分前に着き、大体15分程の並びで中に入れました。

会場に入ってすぐの所にある 厨子 の美しさに
『おおっ!』
でした。
通常の仏具とはまるで一線をかくしていると思いました。
その形を作っている線の一本一本がとても繊細でほっそりとしていて
女性の様な印象。
“どっしりと荘厳”
という事ではなくて
“軽やかな天の衣”
有り得ない程細く織り込んだ羅(ら)のお着物みたい。
でも
その懐に宇宙を抱え込んでいる感じ。
厨子の天井も見れるのですが、
その囲まれた空間が何とも言えない空気を醸し出していました。

さてその次に目に入るのは
国宝阿弥陀三尊仏 蓮の上に乗っかった阿弥陀如来です。
これがまた凄いの。
造詣の美しさもそうなのですが、
まるで天に浮いている様に見えてしまうその構成力。
普通は地面に台座が有ってその上に鎮座している訳です。
というか、普通にそのままに感じると思うのですが、
こちらのお品物は空中を浮遊しています。
蓮の茎が天空に向かって延びており、
その実の上に阿弥陀如来がふわりと乗っている感じ。
そこに
“重さ”
を感じないのです。
しかもこの三尊像の下から半分(蓮の茎の部分)はゆらりと揺れながら
上半分(像のある部分)にはまるで揺らぎを感じません。

このまったく違う性質がこの像(この場合作品全体で)の中で
見事に調和をとっていて、
神仏の持つ特別な力を意識させてくれました。

さて宝物のある部屋を抜け、速攻 
阿修羅の世界 へGo!

詳しくは知らないのですが、
作り手さんはこの14体全て同じ人(工房云々ではなくて)だと思います。
それぞれの像に特別な思い入れを丁寧に込めていると感じました。
同じ作り手さんが作っているからこそ
“表現を変えられた”
と言いましょうか。
その違いには 協調性 を感じるのです。

十大弟子像では特に
それぞれの足りない所と同時に
“多くを持ち過ぎている部分”
をフォローし合っている様に感じました。
(何だか訳分かんない表現ですが御許しを。
 個人のブログだし ♪)

八部衆像は
『可愛い!』
って思っちゃいました ♪

皆さんお顔がふっくらしていて、
表情が豊かなの ♪

迦褸羅(かるら)は『コケ〜〜〜!』って鳴きそうな顔してますが
体つきは物凄い華奢なんです。特に腰が細い! その為
お顔はお面で、実は美少女なの
って妄想!!! 浮かびました。

さから(漢字が出なかった)のお顔つきはまんま子供。
頭の上に乗っている蛇が
『にこっ ♡』
って笑ってるんです。かわい〜の。

かんだつば は何かに耳をそばだてている感じ。
だから目をぎゅっと閉じている。
でもって頭の獅子のかぶり物が
『なんか食われてる? それとも着ぐるみ?』
ってな可愛さ。

きんなら は
『ご免なさい! 昨日の夜子供のおやつをこっそり食べちゃいました!』
って思わず懺悔したくなる様なお顔つき。
嘘つけない感じ。

ごじょうぶ は完全にお帽子かぶってます。
一応このかぶり物 象 って事ですが
獏かアリクイ(鼻の形が)
オオカミか犬(目と耳の形)
イノシシ(牙の形)
何だか色々混じっちゃってる感じ。
ごじょうぶのお顔つきがかなり真面目な分だけ
奇妙な笑いが浮かんでしまいました。

さてメインの阿修羅像!

一体だけ上半身裸 ♪
素肌に宝飾品 ♪
しかも生足 ♪

……どこ見ているんだって?
おほほほほ。

いや、奇妙でした。

お顔の中に沢山の表情が見えるのです。
これはよく言われる事ですよね。
でもそれは 表面に出て来ている という事ではない気がするのです。
ここは表現が難しいのですが、
“内側から外に向かって醸し出されている”
事とは正反対な気がするのです。
彼が持っている
“感情”
“心の揺らぎ”
はその外面から内面に向かっている、と言えば良いのでしょうか。

私たちは阿修羅像ではないので、
阿修羅像を見る時その外側
つまり私たちが目にして見る事の出来る側面から
その内側を読み解こうとすると思うのです。
ですがこの像を見て、
彼を外側から見るよりも
内側から見ている、
そんな感覚を持ちました。
彼の力は外に向かって発せられているのではなく、
内側に向かって発せられている、
と言えば良いのかな。

最初彼の表情を文章で表そうとしたらどうなるかな ♪
うきうき ♪
ってつもりで見に行ったのですが、
何だかそんな単純な事じゃ無い気がしました。

難しいっす!

未消化感があるので今度は子供に悟られない様こっそりと
一人で見に行ってやろうと思ってます。

それから阿修羅像の骨格ですが、
背中が美しかった!
細部にまで手抜きの無い完璧なお姿でした。
なのですが……。
お顔つきや胴体はとっても生々しいのに、
あの腕が妙に無機質な感じで不思議でした。
でも手の指先には表情が有るんです。
それから腕はアレだけ細いのに、足だけがアンバランスに太い気がしました。
他の八部衆像は皆さん靴(ブーツみたいなもの)を履いていて
その状態で阿修羅像と同じ印象の細さです。
ですから彼らは本当に少年らしい華奢な印象です。
(ある意味女の子のお人形みたいな足です)
阿修羅像の場合、
腕とのバランス(この場合、重さや長さ)をとる為に
このような男っぽい足になったのでしょうかね。

ま、感想は以上です。
というか……。続きはそのうちに ♬


以下はインホーメーション 
 これから阿修羅展を見に行かれる方へ

混みます!
どれだけ混んでいるか
携帯サイト
でご確認する事をお勧めします。

また、並ぶ場所は展示してある建物の外になります。
雨の日はかなり辛いです!
晴れていても遮蔽物が無いのでかんかん照り。
博物館が無料で日傘を貸してくれますが、
長い列の中で傘をさすのってなかなか辛いです。
帽子をご持参くださいね。

建物の中に入ってすぐコインロッカー(お金が返って来るタイプ)
が有るので、お荷物は出来るだけ預けた方がベター。
阿修羅像の周りはとにかく込み合って大変!!
ある意味ラッシュ状態になるので、
荷物が有るとかなり乗り気りにくいです。

それから最後に。
同じ敷地内にある
国立博物館 本館 2階
には、十大弟子像 に似ている像が有るのですが
お暇がある方は是非ご覧になってみて下さい。
こちらはレプリカです。
こちらをご覧になる事で
ほんものの展示物がいかに優れているか、
より一層際立って分かるかと思います。

『見た目は似てるけど、全然違うよ!』
です。
子供達も
『違う!!
 やっぱ本物って凄いよ!』
って驚いていました。

折角ですので、お勧め ♬


それでは。

皆様も楽しい週末をお過ごしくださいね。


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by hirose_na | 2009-05-10 00:43 | Life !